2006年4月26日 (水)

鳥インフルエンザとビルマで100件以上発生?

>国連担当官は4月10日、ASEAN諸国政府に対し、ビルマにおけるH5N1型インフルエンザ(鳥インフルエンザ)の急増について警告した。MandalayおよびSagaingの2州を中心に、既に100件を超える発病が確認されたという。  

>それにも拘らず、ビルマの軍事独裁政権は、鳥インフルエンザ発生を国民に伝えておらず、養鶏業者もその緊急性を全く理解していないという。  

>米ジョンホプキンス大学ブルーンバーグ公衆衛生学校は3月、「ビルマ政府の公共衛生に対する無関心と人道支援拒否の態度が、エイズや薬剤耐性結核、マラリア、鳥インフルエンザの蔓延防止策を困難にしている」との警告メッセージと共に、ビルマ政府を厳しく非難する報告書を発表した。

>同報告書によれば、ビルマのエイズ感染者は17~62万人であるのに対し、NIV感染予防・治療予算は、世界最低の2万2千米ドル以下、また血液検査を行う施設すら無いに等しい状態という。

世界・鳥インフルエンザとビルマ軍事政権.

ビルマで100件以上の鳥インフルエンザがすでに発生しているという報道です。ながらく軍事政権下に置かれている国ですので、どのようにして確認されたニュースなのかよくわかりませんが、タイやインドネシアなどの近隣国で発生してますのでありえない話ではないですし、100件以上発生していても隠しているということもありそうな国ですので本当の話かもしれません。

本当の話だとするとたいそう困った話でビルマ国内で多数の死者が出る恐れがありますし、周辺国へ感染を広めるベースキャンプになる可能性もあります。さらに人への感染を繰り返しているうちに人から人への感染が可能な突然変異体が生じる可能性が高まりますので、ビルマの状況はアフリカとともに要注意であるようです。

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